日商簿記検定試験2級の勉強法
日商簿記検定試験2級では、商業簿記・工業簿記の2つを学びます。2級の商業簿記は3級の学習内容個人商店を対象とした簿記に、株式会社会計についての会計処理(株式の発行や債券の発行など)が加わります。また、支店を開設している企業における処理についても学習します。2級の工業簿記は、まず製造業における原価計算の全体の流れ(コスト・フロー)を学習し、注文を受けてから製品の製造に取りかかる個別原価計算(いわゆるオーダーメード)や、規格品を製造し市場にどんどん流していく製造形態である総合原価計算を学習します。また、実際の製造活動が目標通りに行われているかどうかをチェックする標準原価計算や、短期的な利益計画と結びつく直接原価計算も学習します。
日商簿記検定試験3級から学習してきた方は、商業簿記には馴染みがありますが、初めて出会う工業簿記を苦手にしがちです。不得意科目を作らない片寄りのない学習を行うことが大切です。
問題演習を重ねて、自分の実力を把握しながら学習を進めましょう。
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